・円形脱毛症
コイン状に脱毛する突発性の脱毛症です。
体や心のストレスによって免疫機能に異常が発生する自己免疫疾患とされています。老若男女を問わず、誰でも発症する可能性があります。
自然治癒する場合もありますが、大きく広がったり再発をくりかえしたりする場合は適切な治療が必要と言われます。
・産後脱毛症
産後の抜け毛には、「ホルモンバランス」と「毛髪サイクル」、「激変する生活」の3つの要因が関係していると言われます。時間の経過とともに抜け毛も落ち着いてくることがほとんどです。
長く続く場合には産婦人科の先生にも相談をしてみるといいかもしれません。
・FPHL(female pattern hair loss)
FPHLとは、female pattern hair lossの略で、日本語では「女性型脱毛症」と呼ばれます。
これまでは「女性男性型脱毛症(FAGA=female androgeneic alopecia)」と呼ばれていました、加齢により女性ホルモンの分泌が低下したり、頭皮の血流が低下したりすることで引き起こされます
薄毛が気になり出す時期は更年期の前後が多いため、加齢による脱毛は閉経前後から顕著になると考えられています。
また、過度なダイエットなどで薄毛が進行することもあります。
・牽引性脱毛症
頭皮や毛髪が外部刺激により、引っ張られることで生じる脱毛症です。
髪の毛が長時間引っ張られると、頭皮が緊張し血行が悪くなります。
頭部の血行が悪くなると、髪の成長に必要な栄養が十分に届かなくなり、髪の毛が細くなって薄毛の原因となるのです。
一見普通の人には無関係に思えますが、髪を強く結ぶことが多かったり他にも、常に同じ分け目にしていると、その刺激が積み重なったり、紫外線を受けやすくなることで、抜け毛が発生することがあります。