前頭部・頭頂部の薄毛(ハゲ)の原因と対策法を解説してみる

まずAGA(男性型脱毛症)とは

 

前頭部・頭頂部の薄毛が気になってきた方は、AGAの可能性が高いと考えられます。

そのためまずはAGAから解説していきます。

・AGAってなに?

男性の薄毛の原因として最も多いのが、AGAとなります。

おでこの生え際(前頭部)や、生え際に加え頭頂部から始まり、髪の毛が細くなって、少しずつ薄くなっていく特徴があります。

多くの場合、20代後半〜30代にかけて発症し、40代以降に進行します。年齢が上がるごとに発症率が高くなると言われます。

・AGAの原因は?

AGAの主な原因は、『男性ホルモン』と『遺伝』といわれています。

髪の毛が伸びる仕組みは、髪の毛の付け根の部分には「毛母細胞」があり、その毛母細胞が頭皮の血管から酸素・栄養をもらうことで、髪の毛の細胞をどんどん作ってくれるからです。

 

ヘアサイクルと呼ばれる、髪の毛の生え変わりの周期があり

  • 成長期:髪の毛が伸びる
  • 退行期:髪の毛の付け根が弱って縮んでくる
  • 休止期:髪の毛の付け根が退化して伸びなくなる
  • 成長期:古い髪が抜け新しい髪の毛が生えてくる

というものです。

健康な髪の毛は、成長期が2〜6年ですが、AGAの場合は、数ヶ月〜1年と短くなります。そのため、それぞれの髪の毛が十分成長しないために髪が薄く弱々しくなってしまうのです。

 

 

・AGAは放っておくと進行します

「少し気になるけどまだ大丈夫」と思っていても、AGAは、進行していきます。

スピードは人それぞれです。十分な治療やケアをせずに放置してしまうと、薄毛が目立ってきます。

自力でのケアには限界があるので、医師に相談するのが良いと思います。

 

・AGA以外に考えられる要因

 

頭皮環境の悪化

頭皮の血行不良や炎症は、髪の毛にとってよくありません。髪の毛が健康でいるためには、その土台となる頭皮が健やかな状態であることが大切です。

頭皮の毛細血管は、髪の毛の付け根の毛母細胞に栄養や酸素を与えていますが、長時間のデスクワークや睡眠不足、運動不足といったストレスが頭皮環境に悪影響を及ぼす可能性があります。

栄養バランスの悪い食生活

髪の大部分は『ケラチン』というタンパク質でできています。

ケラチンは何種類ものアミノ酸から作られており、その多くは必須アミノ酸と呼ばれるもので、人間の体で作ることができないため、食べ物から摂取する必要があります。